Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
熊倉 稔; 杉浦 俊男
J.Phys.Chem., 82(6), p.639 - 643, 1978/06
脂肪族ケトン化合物として簡単な分子構造のものについてJ-O-F質量分析計を使用してイオン-分子反応を研究した。電子衝撃によって生成される主なイオンのイオン化ポテンシャルおよび出現電圧はRPD法によってイオン化効率曲線から快定された。ケトン化合物からのRCORは縮合-脱離反応によって中性分子にプロトン、アルキルイオンおよびアシルイオンが結合した生成物を生ずる。RCOは附加反応によってアシル化イオンを生成することから明らかになった。RCORとRCOによるアシルイオン移動反応の速度定数はアルキル基の炭素数の増加と共に増大し、RCORの速度定数はRCOのそれに比較して著しい。これらは中性分子の分極率の効果によって説明できる。一方RCOは縮合-脱離反応によってアルキルイオン化分子を生成しイオンの反応性は分極率および運動エネルギーに依存した。